アハブの子アハズヤがイスラエルの王になった。(2年間)1列王22:48~
- アハブの子アハズヤが次の王になった。1列王22:51
- 彼は主の目に悪を行い、金の子牛を拝んだ。バアルを拝んだ。1列王22:52、53
- ヨシャパテのタルシシュ行きの船団が難破したとき、アハズヤは協力を申し出たが、ヨシャパテは断った。1列王22:49
アハブの子アハズヤは、屋上から落ちてけがをした。エリヤはアハズヤの死を預言した。2列王記1章
- アハズヤは屋上の部屋の手すりから落ちてけがをした。
- 彼はエクロンの神・バアルゼブブに病気が治るかどうか伺いを立てようとした。
- その時、エリヤに主の言葉があった。アハズの死を預言した。
エリヤはアハズヤに会いに行く。そしてアハズヤが主ではなく偶像の神に頼ったので、彼は必ず死ぬと預言した。2列王1:4そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリヤの王の使者たちに会い、彼らに言え。『あなたがたがエクロンの神、バア ル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。1:4 それゆえ、主はこう仰せられる。あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」それで、エリヤは出て行った。 - アハズヤはエリヤを捕らえようと3度兵を送った。
50人部隊を3度エリヤの元に送って、捕らえようとした。しかし、その度に天から火が降って来て兵士らを焼き尽くした。
3度目に来た50人隊長は、自分たちを殺さず、王に会ってほしいと嘆願した。 - エリヤは王にあった。そして王の死を預言した。2列王1:16
王に言った。「主はこう仰せられる。『あなたが使者たちをエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てにやったのは、イスラエルにみことばを伺う神がいない ためか。それゆえ、あなたは、上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」 - エリヤの預言通りアハズヤは寝台から降りることなく死んだ。2列王1:17
考察
考察1、アハブの子、アハズヤを殺すことは主の御心。アハブへの預言の成就。
主はアハブ一族の滅亡を預言された。しかし、アハブがへりくだったため、そのさばきをアハブの死後に延期された。アハブが亡き後、残されたアハブの一族が、主によって取り去られていくのを見る。手すりが壊れていたのか、アハズヤの不注意によるのかわからないが、彼は転落して大けがを負った。これは主のご計画によってなったことだ。
考察2、アハズヤは父と同様に、偶像を拝み、偶像に頼った。
病気になったとき、まずバアル・ゼブブに病気が治るかどうか聞こうしている。2節
彼の不信仰は明らかである。神のさばきを受けても当然な状態である。
考察3、預言者が語ったことは必ず実現する
エリヤの語った預言はその通りになった。主の預言者が語る言葉は地に落ちることがない。
考察4、エリヤは、黙示録に登場する2人の預言者の1人かもしれない。
火で敵を滅ぼし、雨が降らないように天を閉じる力を持ち・・(黙示録11:3-6)
エリヤは火を降らせる預言者。アハズヤの兵士たちを天からの火で殺した。バアルとの闘いの時もそうであった。
また、彼が祈ると雨が3年間降らなかった。彼は死を経験せず、生きたまま天に挙げられた。
これらのことから、艱難時代に到来する預言者2人のうちの1人がエリヤであると思われる。これは、かなり確かな予想だと思う。
考察5、主を第一としない者は、滅んでいく
主を第一としない者は、滅んでいくことをこの箇所から見ることができます。アハズヤは預言のことばを軽く見ました。
彼は、主ではなく偶像に頼っりました。そして天地創造の神を除き去ろうとしました。
彼はエリヤを殺そうとしましたが、できませんでした。エリヤは主の預言者。誰も彼と戦って勝つことができる者はいないからです。そしてアハズヤに語られた主のことばは、そのまま実現しました。彼は王になってわずか2年で死にました。
聖書のことばなど、しょせん作り話だと思ってはなりません。聖書に書かれたことは、必ず実現するからです。
ですから、あなたが天地創造の神を知らず、主のことばを聞くなら、アハズのように、かたくなになってはいけません。
もしあなたがすでにクリスチャンであって、自分が主に背いていることがわかっているなら、今日悔い改めようではありませんか。
神に逆らったまま死ぬことほど恐ろしいことはないからです。
明日のことは誰にもわからないのですから、明日ではなく、今日を、救いの日、悔い改めの日としようではありませんか。
神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」
確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。2コリント6:2