第2テモテ 2章「力強くあれ、偽りの教えと戦いなさい」

力強く戦え

2:1 そこで、わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。
2:2 多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい。
2:3 キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください。
2:4 兵役についていながら、日常生活のことに掛かり合っている者はだれもありません。それは兵を募った人を喜ばせようとします。
2:5 また、競技をするときも、規定に従って競技をしなければ栄冠を得ることはできません。
2:6 労苦した農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。
2:7 私が言っていることをよく考えなさい。主はすべてのことについて、理解する力をあなたに与えてくださいます。

1.主によって強められなさい
牧会者は自分の力で働くならば挫折します。牧会者は、自分の知恵や力に頼るのではなく、主に頼り、主の恵みによって力づけられて務めを果たすことが重要です。(1)

2.後継者を育てなさい
そして牧師としての重要な務めは、後継者を育てることです。みことばを教える力がある信徒を見いだして、彼を教え、牧師や教師にすることです。(2)

3.働きのための苦しみをともにする。 兵士の例をあげて説明する
神に忠実な働き人は、迫害を受けます。パウロは神のために苦しみ、今もなお苦しみ続けていました。テモテにも自分と共に苦しむ「りっぱな働き人」であってくれるように願います。(3)

4.神の使命を実行するために、自制する。
働き人はこの世的なことに心を奪われてはいけません。自分を喜ばせるためにこの世の楽しみを追求するのではなく、神を喜ばせるために、自制する者でなければ良い働きはできません。(4)
日常の事に関わるな=仕事をするなという意味ではない。

5.規定に従って働く 競技者の例をあげて説明する
教義とはオリンピックのことです。当時のギリシャ人はだれでも良く知っていました。競技者たちはオリンピックの前6か月間の練習を誓わなければなりませんでした。この規定を破った者は出場の資格がなく、当然栄冠を得ることはできませんでした。

ここでは、パウロは働き人たちは、自己を訓練をしなさいと教えています。
霊的な訓練(福音の理解を確かにする 聖書の学び)
実践的な訓練(真理を実践する生活)
これらの訓練を、自分に課して、自分を訓練しなさいと勧めています。

6.労苦した働き人をたたえる 農夫のたとえ
労苦した働き人をたたえている

イエスの死と復活をいつも思っていなさい

2:8 イエス・キリストのことを心に留めていなさい。私が伝える福音によれば、この方は、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえった方です。
2:9 この福音のために、私は苦しみを受け、犯罪者のようにつながれています。しかし、神のことばは、つながれてはいません。
2:10 ですから、私はすべてのことを、選ばれた人たちのために耐え忍びます。彼らもまたキリスト・イエスにある救いを、永遠の栄光とともに受けるようになるためです。
2:11 次のことばは真実です。「私たちが、キリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きるようになる。
2:12 耐え忍んでいるなら、キリストとともに王となる。もし彼を否んだなら、彼もまた私たちを否まれる。
2:13 私たちは真実でなくても、キリストは常に真実である。ご自身を否むことができないからである。」

天で与えられる栄光を待ち望んで、苦しみに耐えよ
神に喜ばれる「りっぱな働き人」であるために、いつもキリストのことを思うことが助けになります。この時、パウロは牢に入れられ、犯罪者のように鎖につながれていました。しかし、たとえパウロを捕えて伝道できなくしたとしても、福音は広がり続けます。(9)
ですから私は、神によって救いに選ばれた人たちが、自分たちとともに救われ、永遠の命を受けることができるために、苦しみを耐え忍んでします。(10)
私たちが永遠の命によみがえること(11)、
神のために苦しむ者は、天国で治める地位につくこと。 地上でキリストを知らないという者は天国には入れないこと(12)
神は必ず約束を守られ、私たちに約束したものを与えてくださる(13)
これらのことを心に刻んで、苦しみを耐え抜こうではありませんか。

偽りの教えと戦いなさい

2:14 これらのことを人々に思い出させなさい。そして何の益にもならず、聞いている人々を滅ぼすことになる、ことばについての論争などをしないように、神の御前でおごそかに命じなさい。
2:15 あなたは務めにふさわしいと認められる人として、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるように最善を尽くしなさい。

偽りの教えに対抗して、正しい教えを伝えよ
また、上記の福音を人々に思い出させなさい。救いを失わせるような偽りの教えに影響されて、福音に反抗する者にならないよう人々を導きなさい。(14)
牧会の務めにふさわしい者でありなさい。聖書を正しく説き明かし、恥じることのない働きができるように(神に認められる良い働き)、神に献身して最善の努力をしなさい。(15)

2:16 俗悪なむだ話を避けなさい。人々はそれによってますます不敬虔になり、
2:17 その人たちの話は悪性の腫れもののように広がるのです。彼らの中に、ヒメナオとピレトがいます。
2:18 彼らは真理から外れてしまい、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしています。
2:19 しかし、神の堅固な土台は据えられていて、それに次のような銘が刻まれています。「主はご自分に属する者を知っておられる。」また、「主の御名を呼ぶ者は、だれでも不義を離れよ。」
2:20 大きな家には、金や銀の器だけでなく、木や土の器もあります。また、ある物は尊いことに、ある物は卑しいことに用います。
2:21 ですから、だれでもこれらのことを離れて自分自身をきよめるなら、その人は尊いことに用いられる器となります。すなわち、聖められたものとされ、主人にとって役に立つもの、あらゆる良い働きに備えられたものとなるのです。

偽りの教えに気を付けよ。偽りが勢力を増しても神に信頼しなさい。
所詮、偽りの教えは神に選ばれた者を地獄に落とすことはできないから。
参考:悪性の腫れ物=Gangrene 壊疽(えそ)肉体の一部が腐っていく病気
教会に、偽りの教えがあってはなりません。偽りの教えによって、人々は神を敬わなくなります。(16)
そのような教えは信者の間に急速に広まり、信仰を腐敗させます。(17)
ヒメナオとピレトは、偽教師です。彼らは、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしています。(19)

偽りの教えは、常に教会をおびやかしています。
しかし、私たちにとっての大きな慰めがあります。
それは、「偽りの教え」は「真理」を打ち負かすことはできないという事実です。真理=福音は使徒と預言者という堅固な土台の上に確立しているので、偽りの教えは、正しい教えと議論するなら、自分の間違いを認めざるおえなくなるからです。
さらに、偽りの教えは、神に選ばれた人を滅ぼして地獄に入れることはできません。主に選ばれて救いに定められている人は、偽りの教えを嫌って離れるからです。(19)
神は救われる人を知っておられ、彼らの救いは確定しているからです。

そして、救われた人々の責任は、偽りの教えから離れて純粋な信仰を保つことです。(不義を離れよ)(19)
信仰を聖く保つなら、その人は、あらゆる良い働きのために準備ができた、神のために役に立つ働き人になるのです。(20、21)

2:22 それで、あなたは、若い時の情欲を避け、きよい心で主を呼び求める人たちとともに、義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。
2:23 愚かで、無知な議論を避けなさい。それが争いのもとであることを知っているのですから、避けなさい。
2:24 主のしもべが争ってはいけません。むしろ、すべての人に優しくし、よく教え、よく忍耐し、
2:25 反対する人たちを柔和に教え導きなさい。神は彼らに悔い改めの心を与えて、真理を悟らせてくださるかもしれません。
2:26 悪魔に捕えられて思うままにされている人々でも、目を覚まして、その罠をのがれるかもしれません。

反対者たちと口論するのではなく、柔和に教えるように
この時、テモテは良い働き人であった。老練なパウロから見た時、性的な情欲というよりも、彼の論争好き、短気、野心などが気になっていたのかもしれない。
そして、主を心から求める人たちとともに、神の義に従うこと、正しい信仰を持つこと、互いの愛を深めることを求めなさい。(22)
反対者たちに対しては、議論で負かすのではなく、彼らに真理を教えなさい。
しかも、忍耐強く、優しく教えなさい。(24,25)
なぜなら、神は彼らに悔い改めの心を与えて、真理がわかるようにすることができるからです。(25)

彼らは今、悪魔の意のままになって、神に反抗しています。
しかし彼らとて、真理を知っているならば、神が働かれて、彼らの心の目を開き、真理を悟ることができるようにしてくださるかもしれないからです。(26)

第2テモテ2章 考察

 

考察1 偽りの教えとの闘いについて

偽りの教えは、キリスト教会に広まっている

偽りの教えは「悪い腫れ物、gangrene=壊疽にたとえられています。
壊疽は、細菌の侵入によるもので、急速に広がり、放置すると全身が腐って死に至る病気です。

これと同じように、誰かが偽りの教えを教会に伝えると、それに惑わされる人たちが一気に増えていきます。
その結果人々は真理に反抗するようになります。(18)
神よりも自分の判断が正しいとする不敬虔に陥ります。
(みことばよりも、自分の考えを信頼する。みことばの是非を自分が決める。)(16)

現在、偽りの教えが入り込んで多くの教会を腐敗させているのを私たちは見ています。この悲惨な状況を見るとき、私たちは落胆を感じずにはおれません。

しかし、信者には大いなる希望がある。
この章から、私たちに2つの大いなる希望があることを教えられました。

1つ目の希望は、「偽りの教えは、結局、天国に入る人の数を減らすことはできない」ということです。

神はご自身の民を知っておられます。(19)
神は、彼らを救い、彼らの信仰を最後まで守ります。
なぜなら彼らが救われることを、神は永遠の昔に定められたことだからです。
(エペソ1章4、5節)

救いに定められた人であっても、一時的に真理から外れることがあるかもしれません。しかし、最終的に彼らは悔い改めて真理に戻ってきます。
つまり、偽りの教えが滅ぼすことができる人は、初めから救いに定められていない人たちだけということです。

この真理は、本当の信者を大いに励まします。
偽りの教えが広がり、多くの人々が惑わされる現実があっても、神が救いに定めた人たちは必ず守られるのだと信じることができるからです。
神に選ばれ、呼び出された信者は、偽りの教えには従いません。
彼らは教えの誤りを見抜いてそこから離れるからです。
偽りの教えは、彼らを養うことがでないからです。(ヨハネ10章26-28節)
まだ信仰に入っていない人の場合でも、その人が救いに選ばれているなら、神がその人を、必ず正しい信仰に導かれると信じることができるからです。

ですから、私たちは悲惨な現実を見て悲しんでいるだけではいけません。
私たちもパウロと共に、選ばれた人たちのために宣教の苦しみを共にしようではありませんか。(3節、10節)
神が救いに定めておられる人がいます。
その人たちが救われるために、正しい信仰を伝え続けようではありませんか。
これが、救いを与えられた私たちに、神が求めておられることだからです。

2つ目の希望は、「偽りの教えは、真理をくつがえすことはできない。(パウロが伝えた真理を間違いだと証明することはできない)」ということです。

福音は、使徒の証言と、メシヤの到来を告げる預言者たちのことばの堅固な土台の上に建てられています。さらに、預言を成就したキリストの死と復活という事実の上に成立しています。
真理には確かな証拠があるのですから、偽教師がいくら反論したとしても、所詮真理をくつがえすことはできません。
かえって、偽教師が真理の誤りを見つけようとすればするほど、自分の誤りを知らされる結果になります。

ですから、私たちは偽りを信じる人たちと議論することを恐れる必要はありません。必要が生じれば、堂々と彼らと話し合うことです。しかし、口論ではなく、冷静に、愛を持って真理を説明することです。

考察2 救われた人たちが負うべき責任について

 責任その1.自分自身を聖く保つこと(偽りの教えから離れること)

信者は、偽りの教えから離れるようにと命令されています。(20)

救いに定められた人は、神が正しい信仰を保たせてくださるのだから、偽りの教えを聞いても、偽りの教えを信じる人と協力して伝道や集会をしても、問題はないと考える人がいます。
むしろ彼らと一緒に伝道することで、規模の大きな伝道活動ができる。
だから、彼らとの関係を断つ必要はないと考える方がおられるかもしれません。

しかし、これは自分を過信した考えです。
本当に救われた信者であっても、悪い影響を受ける可能性があるからです。
また、神が汚れているとする「偽りの教え」から離れることは、神のみこころだからです。

さらに、信者の内には聖霊が宿っています。
聖霊と悪霊(偽りの霊)を同居させることはできません。
それは神が一番嫌われることです。
ですから、私たちは偽りの教えから離れましょう。
そして、神のために役に立つ働き人になりましょう。(21,22)

責任その2.間違った教えを信じる人を説得すること

忍耐と愛をもって優しく説き明かすこと
福音に反対する者たちを説得する際、口論になってしまいやすいものです。
人はたとえ心の内で正しいと認めていたとしても、責められると同意できないものです。
ですから、彼らが心を開くことができるように説明することが重要です。
やさしく、おだやかな口調で真理を知らせる。彼らの意見も聞く。
そして、なぜ彼らが信じていることが間違っているかを、丁寧に説明することです。時間をかけて忍耐をもって続けることです。彼ら自身が過ちに気がついて、悔い改めることができるように導くことです。

その人が悔い改めるかどうかは、神の定めによる。
私たちとしては、最大限の努力をして真理を説明する。
その後は、その方の救いについて神に任せる。これが私たちの伝道方法。

人を説得する際に、神が誤って信じる人の行き先を決めておられることを知っておくことは重要です。
第2テモテ2章25,26節には、「悔い改めの心を与えること」「真理を悟らせること」「目を覚まさせて悪魔のわなから逃れさせること」は、神によると書かれています。
神は真理を知らせることを信者の責任としていますが、説得された人が真理に立ち変えるかどうかは、神が定めによるのです。

ですから、私たちとしては自分の責任を果たした後は、神に祈り、神の定め(摂理)に任せることなのです。
自分に人が救えると過信してはいけません。救いは神がなさることだからです。

しかし、初めから無理だとあきらめることは良くありません。
それは神への不信仰だからです。
私たちは、神に祈りつつ全力を尽くして説得をしましょう。
かたくなな人であっても、神の介入によって一瞬にして心が変わることを覚え、尻込みをせずに真理を伝えましょう。
たとえ、説得が失敗に終わったとしても、自分の責任が果たせたのですから、神に対してやましい思いを持たずにすみます。
また、その時は失敗したとしても、後になって、その人が来救われるかもしれないからです。

<参考>

選びの教理については、多くの反対意見があります。しかし、聖書を丁寧に読んでいくならば、神が、キリストが、またパウロが「選び」を指示していることがわかります。特にイエスの証言はそのことをはっきりと証明しています。
そこで、「選び」に関するイエスの言葉を紹介します。

神は、ある人々を救いに定めておられる。ヨハネ17章6節

17:6 わたしは、あなたが世から取り出してわたしに下さった人々に、あなたの御名を明らかにしました。彼らはあなたのものであって、あなたは彼らをわたしに下さいました。彼らはあなたのみことばを守りました。

父なる神がキリストにゆだねた人だけが救われたこと。その人達にキリストは御自身を知らせ、救いを与えたことが書かれています。

救いに定められた人は、1人残らず天国に入る。ヨハネ17章12節から17節

17:12 わたしは彼らといっしょにいたとき、あなたがわたしに下さっている御名の中に彼らを保ち、また守りました。彼らのうちだれも滅びた者はなく、ただ滅びの子が滅びました。それは、聖書が成就するためです。
17:13 わたしは今みもとにまいります。わたしは彼らの中でわたしの喜びが全うされるために、世にあってこれらのことを話しているのです。
17:14 わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。しかし、世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものでないからです。
17:15 彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします。
17:16 わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。
17:17 真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。

イエスは、父なる神が救いに選んだ者たちに御自身がメシヤであることを明らかに知らせた。そして彼らは皆信じたと言っています。父が定めた者はすべて救われ信仰が保たれている。信じなかった者もいたけれども、それらは滅びに定められている人であったと言っています。
救いに定められた人たちで、滅んでしまった者は1人もないと言われます。
ただ滅びに定められた人だけが滅びたのです。
そして、キリストは、父なる神が彼に与えてくださった人達のために神にとりなしの祈りを捧げています。

救いに定められた人は、キリストのところに来て救われる。ヨハネによる福音書からの抜粋

6:36 しかし、あなたがたに言ったように、あなたがたはわたしを見たのに信じません。

5:37 父が私に与えてくださる者はみな、わたしのもとに来ます。そして、わたしのもとに来る者を、わたしは決して外に追い出したりはしません。

6:40わたしを遣わされた方のみこころは、わたしに与えてくださったすべての者を、わたしが1人も失うことなく、終わりの日によみがえらせることです。

17:64 しかしあなたがたの中に信じない者たちがいます。」信じない者たちがだれか、ご自分を裏切る者がだれか、イエスは初めから知っておられたのである。

17:65 「ですから、わたしはあなたがたに、『父が与えてくださらないかぎり、だれもわたしのもとに来ることはできない』と言ったのです。」

1.天の父がある人々を選んでキリストのところに来させること。
2.父の定めによってキリストのところに来た者を、キリストは1人も残さず復活にあずからせること。(救って天国に入れる)
3.キリストは、はじめから誰が信じるか信じないかを知っておられること。信じない者は天の父が救いに定めていない人であること。
これらのことが、イエス御自身が証言しています。

救われる者たちは、偽教師にはついていかない。 ヨハネ10章

10:4羊たちをみな外に出すと牧者は先頭に立って行き、羊たちはついて行きます。彼の声を知っているからです。
10:5しかし、ほかの人には決してついて行かず、逃げて行きます。ほかの人たちの声は知らないからです。

10:11わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものはわたしを知っています。

10:14「 わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについてきます.

10:25 わたしは話したのに、あなたがた信じません。わたしの名によって行うわざが、わたしについて証ししているのに、
10:26 あなたがたは信じません。あなたがたがわたしの羊の群れに属していないからです。
10:27 わたしの羊たちはわたしの声を聞き分けます。わたしもその羊たちを知っており、彼らはわたしについて来ます。
10:28 わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。

羊は自分たちを世話している羊飼いの声を知っています。彼らは人の声を聞き分けます。ですから、違う人が声をかけても彼らは無視します。これによって、彼らは自分たちの安全を守っています。もし、悪い人について行ったら殺されることになるからです。

同様に、救いに定められている人たちは、正しい教えと偽りの教えを聞き分けます。彼らは、正しい教えを聞けば喜んで従います。しかし、偽りの教えにはついていきません。彼らは正しく自分を導く教師を見分けて、自分たちの救いを守ることができるのです。

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今から約2000年前、キリストは預言されていた通り、死んで3日後に復活し、ご自身が神であることを証明されました。神がおられるのですから、その方を無視して生きることは、神があなたを造られた目的を知らずに生きることを意味します。どうか、神を知り、神に生かされる確かな人生を歩んでください。そのために、聖書を学び、神について、自分について、知ることを始めませんか?