- 1 1 主のおきてを学んだ民は、シナイ山を出てカナンに向かった。民数記11章
- 2 2 モーセの不正を訴えたミリヤムとアロン 民数記12章
- 3 3 カナンの地を偵察する 民数記13、14章
- 4 4 レビ族がアロンとモーセに立ち向かった 民数記16章
- 5 5 ヨルダン川東部を占領する。民数記20~24章
- 6 6
- 7 6 モアブの王、預言者バラクにイスラエルをのろわせようとした 民数記22章
- 8 7 モアブの娘と交わり、バアルを慕う。神罰が下る。<バアル・ペオル、コズビの事件> 民数記25章
- 9 8 男子が絶えたマナセ一族、娘たちの訴え 民数記27、36章
- 10 9 ミデヤン人を聖絶する 民数記31章
- 11 10 ヨルダン川東部をガド、ルベン、マナセの半部族が取る32章
- 12 11 主は、カナンに入るイスラエルに指示をあたえた 民数記33章
- 13 12 モーセの死 申命記34章
1 主のおきてを学んだ民は、シナイ山を出てカナンに向かった。民数記11章
タブエラで
- 民は、主につぶやいた。すると主の火が彼らに向かって燃え上がった。モーセが祈ると火は消えた。
キブロテ・ハタアワで
- 民は「肉が食べたい」と主につぶやいた。11:4
主は激しく怒った。モーセも腹立たしく思った。11:10 - 主は、主の霊を長老たちに与えた。すると彼らは預言した。11:25,26
モーセは、「私だけで民の重荷を負うことはつらすぎる」と主に訴える。11:14
主は、モーセに70人の長老を選ばせ、会見の天幕の回りに立たせた。11:16
主は彼らに、モーセの上にある霊を取って与えた。70人の長老は預言した。
宿営に残っていた2人の長老(エルダデとメダデ)も、宿営で預言した。11:26 - 主は、民のために「うずら」を大量に落とした。11:31
うずらは、両側約1日の道のり、地上に2キュピト積もった。
2 モーセの不正を訴えたミリヤムとアロン 民数記12章
- ミリヤムとアロンは、モーセが妻としていたクシュ人の女のことでモーセを非難した。12:1
モーセという人は、地上のだれにもまさって非常に謙遜であった。12:3 - 主はモーセを弁護した。12:6
わたしは、預言者と幻や夢の中で語る。しかし、モーセとは口と口で語る。
なぞで話すことはない。モーセは私の姿を見ている。12:7,8 - 主の怒りが彼らに燃え上がり、主は去って行かれた。12:9
- ミリヤムはツァラアトに冒された。12:10
主の雲が天幕の上から離れると、ミリヤムは病気になった。
モーセが祈り、彼女は7日間でいやされた。
2-1考察「クシュ人の妻のことで訴えられたモーセ」
クシュ人とはエジプト人のことである。ある学者は、モーセがエジプトにいたときの妻を呼び寄せたのではないかと言う。
これには無理があると思う。イスラエルは、エジプトを苦しめて出た民族である。エジプトの王家に属する女はイスラエルを激しく憎んでいたはず、また民もそのような女が来たら生かしておかないはずである。
また、モーセがこのころクシュ人(エジプト人)の一般の女を妻にしたのかもしれないという説もある。
しかし、主が彼を強く擁護していることから、このことにも疑問が残る。
やはり、ミリヤムとアロンはモーセがチッポラを妻にしていることを非難したのではないか。
しかし、チッポラを妻にしたのは、エジプトに遣わされる前のことであった。それで、神は彼を擁護されたのだろう。ミリヤムとアロンは、モーセの影響力が大きくなることをねたんだ。それで、彼を失脚させようとしたと思われる。それで、今まで問題として取り上げていなかったチッポラとの結婚を、モーセの不従順を証明するために持ち出したのではないか。
3 カナンの地を偵察する 民数記13、14章
- 主は、カナンの地を探らせた。各部族1人づつ遣わした。13:1
カナンに住む民が強いか、弱いか
土地は肥えているか、やせているか。その土地の産物を持ってくる。
町は宿営か城壁の町か、木はあるか、ないか。 - 彼らは40日間偵察して帰ってきた。
その地の住民は強い。自分たちは攻め上れないと報告した。13:27~
「良い地だが、城壁のある町々だった。アナク人、アマレク人、エモリ人、カナン人がいた。
ネフィリム人もいた。自分たちはいなごのように見えた。彼らは強い、とても攻め上れない。」 - 全会衆は声を上げて泣き、モーセとアロンにつぶやいた。
- ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブだけは、
「主にそむいてはならない。攻め上ろう」と言った。14:6~ - 会衆は賛成する者を、石で撃ち殺そうとした。14:10
- その時、主のことばがあった。
わたしの命令に逆らった者は、この荒野で倒れて死ぬ。
彼らのうちの20歳以上の者は、カナンの地に入れない。彼らの息子たちを、カナンに入れる。
逆らった者たち全部が死に絶えるまで、40年間荒野をさまよえ。
偵察に言った者で、その地を悪く言った者は死ぬ。 - 主の言葉通り、偵察に言った者で、その地をひどく言いふらした者は、主の前で疫病にかかって死んだ。(その場で死んだ)
- 民は悲しんだ。モーセが止めるのを無視して、彼らは上って行った。34:44
その結果、アマレク人とカナン人に追い散らされた。
3-1考察「カナンの地を偵察した結果、戦意を喪失した民」
偵察の目的は、これから占領する土地の様子を調べることであった。
土地は肥えているか、町は天幕か城壁の町か、その土地の産物は何か?
この偵察は、攻撃を前提としての現地調査。このことにより、攻撃の作戦を練るためであった。
ところが、偵察に行った者たちは、その土地に住んでいた民を恐れて帰ってきた。その土地の男達は大男で、自分たちよりも強い。自分たちは彼らに比べるといなごのようだった。
もし彼らと戦えば、彼らに殺される。そして民の心をくじいた。民は、戦う気力を失った。
ただ、カレブとヨシュアだけが、「主にそむいてはならない。主が戦ってくださる。」と信仰に立って戦うよう民に語った。
主は民の不信仰を怒られた。彼らを疫病で全滅させ、モーセだけを生かして、モーセから主の民を起こし直すとまで言われた。
この民はいつまでわたしを侮るのか。わたしがこの民の間で行なったすべてのしるしにもかかわらず、いつまでわたしを信じないのか。わたしは疫病で彼らを打って滅ぼしてしまい、あなたを彼らよりも大いなる強い国民にしよう。14:11,12
主は、彼らがカナンに入ることをゆるさなかった。カナンへの侵攻を止めさせ、民を40年間荒野でさまよわせた。そして、主に信頼できなかった20歳以上の者は、すべて荒野で死ぬようにされた。彼らの子たちが、カナンに入ることになった。ただ、ヨシュアとカレブだけは、主に信頼したのでカナンに入ることができた。
4 レビ族がアロンとモーセに立ち向かった 民数記16章
レビ族は、モーセとアロンが民の長であることに不満であった。
アロンの祭司職を、レビ族に与えるように要求した。
- レビの子イツハルの子コラ、ルベンの子孫たちはモーセを訴えた。16:1
ルベン族も加わり、250人がモーセにたちむかった。 - モーセは主の判断にゆだねた。
モーセ、アロンと250人は、会見の天幕の入り口に立った。 - 主は、レビの子孫コラ、ルベンの子孫ダダと、アビラムを民から分離した。16:24~
地は彼らとその家族、すべての持ち物をのみこんだ。彼らは生きながら「よみ」に下った。 - 主のところから火が出て、250人を焼き殺した。16:35
- その翌日、イスラエル人はモーセを訴えた。「あなたは民を殺した」16:41
- 主は民を打たれた。この神罰で1万47百人が死んだ。16:49
4-1考察「レビ族は、モーセとアロンの座を奪おうとした」
コラたちレビ族は、モーセとアロンがリーダーになっていることが不満だった。
彼らは、自分たちもモーセのように神と語り、民を導くことができると思った。
「あなたは分を超えている。全会衆残らず聖なるものであって、主がそのうちにおられるのに、
なぜ、あなたがたは、主の集会の上に立っているのか。」16:3とモーセを訴えた。
そこで、モーセは彼らに反論する代わりに、主の御心を求めた。
主は、コラたちに賛同した250人をその場で疫病に冒させ、死なせた。
また、コラたち首謀者を、生きたままよみに下らせた。
レビ族は、神に関する奉仕をしていたため、自分たちにもできると考えたのであろう。
しかし、主はモーセと語り、モーセが主に告げられたことを民に伝えて、行わせるように定められた。
なぜ、主は他の人とは語られなかったのか。
おそらく、主は、ご自身に忠実な者がめったにいないことを、ご存じであったからであろう。
それで神の命令を、ご自分が選んだ1人の人に明らかに語り、その者が民をリードするよう方法を、神は選ばれた。
主の御心に、レビ族は真っ向から反抗したため、彼らは悲惨な最期を遂げることになった。
今は、キリストのあがないにより、信者は主と直接語ることがゆるされている。
キリストが死なれたとき、主の宮の幕屋が裂かれたからだ。
主はモーセと顔と顔をあわせて語られた。民は、モーセから神のことばを聞いた。
しかし、今、信者は祈りの場において、誰を介することなく神に語り、神から答えをいただくことができる。
主は、1人1人と顔と顔を合せて語り、導いてくださる。新約時代に生かされている信者の特権である。
5 ヨルダン川東部を占領する。民数記20~24章
ガデェシュにて モーセは主の命令に反して水を出した20章
- ツィンの荒野、ガデシュに宿営した。水がなかったため、民は文句を言った。20:1,2
- 主は、モーセに命じた。20:8
「杖を取れ。アロンに会衆を集めさせよ。彼らの前で岩に命じれば水か出る。」 - しかし、モーセは手を上げ、杖で岩を2度打った。(神の命令に逆らった)20:11
水がわきでた。メリバ「争う」の水と言われた。
ガデシュからエドムを通過しようとしたが断られた 民数記20章
- エドムの王に通過させてほしいと頼んだが、王は赦さず軍を率いて出てきた。20:17~20
「私たちは、あなたの兄弟です。あなたの国を通らせてください。ただ領土を通過するだけです。畑も通らず、水も飲みません。」20:17 - そこで、民はガデシュからホル山に行った。20:22
- アロンはホル山で死んだ。彼のエルアザルがアロンを継いだ。20:22
カナン人との戦い、ホルマを取る 民数記21章
ネゲブに住むカナン人の王が戦った。イスラエルは彼らの町を聖絶した。
青銅のへび 民数記21章
- ホルマから芦の海の道を行く。食料がなくなり民は主につぶやいた。
- 主は、民の中に燃える蛇を送った。蛇は民にかみつき、多くの人が死んだ。21;6
モーセは民のために祈った。 - 主はモーセに
「燃える蛇をつくって旗ざおの上につけよ。すべてかまれた者は、それを仰ぎ見れば、生きる。」と言われた。21:8モーセは、1つの青銅お蛇をつくって旗ざおの上につけた。
もし蛇が人をかんでも、その者が青銅の蛇を仰ぎ見る、と生きた。21:9
エモリ人の領土を占領する 民数記21章
- ホルマーオボテーイエ・ハアバリムーセレデの谷―アルノン川の向こう側に宿営。
エモリ人の領土、ピスガ(ネボ山)の山頂まで来た。 - エモリ人の王に領土を通らせて欲しいと使者を送った。
エモリ人の王シホンは戦うために出てきた。 - イスラエルはエモリ人の領土を取った。
アモン人の国境は堅固であったので、アモン人の領土はとれなかった。
バシャンの領土を占領する 民数記21章
- バシャンの道を進んでいくと、バシャンの王オグが戦うために出てきた。21:33
- イスラエルはすべての民を打った。ひとりの生存者も残さなかった。21:35
6
6 モアブの王、預言者バラクにイスラエルをのろわせようとした 民数記22章
- ヨイスラエル人は、エリコをのぞむ対岸のモアブの草原に宿営した。22:1
モアブは、イスラエルのうわさを聞いて恐れた。22:3 - モアブの王バラクは、預言者バラムにイスラエルをのろわせようとした。22:6
主はバラムに「のろってはならない。」と告げる。 - バラムは、イスラエルの民が見える場所に行って預言した。22:21
途中、ロバは天使を見ておじけずき止まる。バラクはロバをたたいた。
するとロバが話した。主が目を開かれたのでバラクにも天使が見えた。 - まず、アルノン川の国境にあるイル・モアブで預言した。22:36
- 次に、ピスガの頂23:14、さらにペオルの頂上でも預言した。23:28
- バラムはどこに行っても、イスラエルをのろう代わりに祝福した。
7 モアブの娘と交わり、バアルを慕う。神罰が下る。<バアル・ペオル、コズビの事件> 民数記25章
- モアブの地シティムに宿営した。25:1
- 民はモアブの娘に招かれ、彼女たちの祭りで食事をし、彼女たちの神々を拝んだ。25:2
民は、バアル・ペオルの神を慕うようになった。25:3(ペオルの事件)
主は怒り、神罰によって多くの者が死んだ(2万4千人)25:9 - 「バアルを慕った者を殺せ、そうすれば神罰は止む」と主は仰せられた。25:4
会見の天幕の入り口で会衆が泣いていると、彼らの前に1人のイスラエル人(ジムリ)が、ミデヤンの女を連れてやってきた。アロンの子エルアザルの子ピネハスは、彼らの後を追い、天幕の奥で、2人とも一緒に槍で突き刺して殺した。すると神罰が止んだ。(コズビの事件)殺された男の名はジムリ、女はミデやンの族長の娘コズビであった。
7-1考察「預言者バラムの罪」
バラムは主の預言者であった。しかし、彼はモアブの王と関わりをもっていた。
彼ははじめ、主に忠実であるように見える。
イスラエルの民をのろってほしいというモアブの王の要求を、彼はかなえることはなかった。
主からの警告に従って、イスラエルをのろわず、かえって祝福した。
しかし、そのため彼は報酬を受けることができずに帰された。
その後、イスラエルが、モアブのシティムに滞在した。
そのとき、彼は、モアブの王に、戦うことなく、イスラエルに勝利する方法を教えた。
彼らの信仰を堕落させ、神罰によって彼らを絶滅させる方法である。
そこで、王は美しいミデヤン人の娘達を用いて、イスラエルの民を異教の祭りに招かせた。
バアルの食卓に着かせ、女たちと姦淫をおかさせた。そして彼らがバアルを慕うようにさせた。
そのため、神罰が下り、2万4千人ものイスラエル人が倒れた。
バラムは、主に仕えているようで、報酬のために同胞を売ることもする人間であった。
主はモーセに彼を殺させた。このことは信者の記念となった。
聖書のいくつかの箇所に、信者の悪い模範として、バラムのことが引用されている。
(第2ペテロ2:15)
彼らは昼のうちから飲み騒ぐことを楽しみと考えています。彼らは、しみや傷のような もので、あなたがたといっしょに宴席に連なるときに自分たちのだましごとを楽しんでいるのです。
その目は淫行に満ちており、罪に関しては飽くことを知らず、心の定まらない者たちを誘惑し、その心は欲に目がありません。
彼らはのろいの子です。彼らは正しい道を捨ててさまよっています。不義の報酬を愛したベオルの子バラムの道に従ったのです。
(ユダ 1:11)
しかし、この人たちは、自分には理解もできないことをそしり、わきまえのない動物のように、本能によって知るような事がらの中で滅びるのです。忌まわしいことです。彼らは、カインの道を行き、利益のためにバラムの迷いに陥り、コラのようにそむいて滅びました。
(黙示録 2:14).
しかし、あなたには少しばかり非難すべきことがある。あなたのうちに、バラムの教えを奉じている人々がいる。バラムはバラクに教えて、イスラエルの人々の前に、つまずきの石を置き、偶像の神にささげた物を食べさせ、また不品行を行なわせた。
8 男子が絶えたマナセ一族、娘たちの訴え 民数記27、36章
- マナセ一族のツェロハデの娘たちは相続のことで訴えた。
父は荒野で死んだ。父には男の子がいなかった。相続で父の名が残るようにしてください。
- 主は、娘が相続できるようにした。相続の順位を決められた。
相続のとき、男子がいないときは、娘に渡す。
娘がいないときは父の兄弟に渡す。
兄弟がいないときは、父の氏族の中で一番血縁の近い者に渡す。 - 娘が結婚するときは、父の部族に属する男子と結婚しなければならない。36:6
- イスラエル人の相続地を1つの部族から他の部族に移してはならない。36:7
こうすることで、娘が相続して結婚したとしても、他の部族に土地が移ることがなくなった。
また子供がなかったとしても、同じ部族内で土地の所有者が変わるだけになった。
イスラエル人にとって、部族に割り当てられた土地の広さは、そのままに保たれるべきものでした。
9 ミデヤン人を聖絶する 民数記31章
- 主はモーセにミデヤン人を聖絶するように命じられた。31:2
「ミデヤン人にイスラエルの仇をむくいよ。その後あなたは、あなたの民に加えられる。」 - モーセは主が命じられた通りミデヤンと戦い、男子をすべて殺した。31:7
- ミデヤンの王たち5人、ベオルの子バラムを殺した。(主の預言者を殺した)
- ミデヤンの女、子供をとりこにし、家畜、財産をことごとく奪った。町を焼いた。331:9,10
- モーセは、「おまえたちは女たちをみな生かしておいたのか。
この者たちは、ペオルの事件でイスラエルに罪を犯させた者だ。
子供のうち男子はみな殺せ。女は処女だけを生かしておけ。」と命令した。
9-1考察「ミデヤン人の聖絶」
ミデヤン人は、イスラエルの民をバアルの祭りに誘った。
ごちそうを用意し、姦淫をおかした。
そのため、民はバアルを慕うようになった。
戦いで勝てることができなければ、信仰を攻撃すれば良い。
そうすれば神罰が下り、彼らは失脚する。戦わずして勝てる訳だ。
信仰をなくさせるためには、偶像の祭りと女を使う。これが常套手段である。
主の民に罪を犯させるため、巧妙に考えだされた策略を実行したために、
主はミデヤン人を容赦なく聖絶した。この策略を計画したバラムも殺された。
10 ヨルダン川東部をガド、ルベン、マナセの半部族が取る32章
- ルベンとガドは、占領した地(ヨルダン側の東側)を与えて欲しいと申し出る。
家族をこの地に住まわせ、男たちは武装して民の先頭に立って戦う。
- ヨルダンを越えた向こうでは、自分たちは相続地を持たないと約束した。
- マナセの半部族はギルアテ地方、エモリ人の地をもらった。
マナセの半部族はギルアデに行き、エモリ人を追い出した。32:39
11 主は、カナンに入るイスラエルに指示をあたえた 民数記33章
- その地の住民をことごとく追い払わなければならない。
彼らは、あなたがたを悩ますようになるから。33:52,55 - 主は、イスラエルに与える領土の境界を示された。34:2~12
- 土地の相続についての決まりを定めた。
男子がいないときは、女子が相続。子がいないとき、近い親族。etc
12 モーセの死 申命記34章
- モーセは、ネボ山、ピスガの頂に登った。
主は、彼にイスラエルが占領するカナン全土を見せた。モーセは、そこで死んだ。
モーセの死後、ヌンの子ヨシュアが民を率いた。
こうして、主の命令によって、主のしもべモーセは、モアブの地のその所で死んだ。主は彼をベテ・ペオルの近くのモアブの地の谷に葬られたが、今日に至るまで、その墓を知った者はいない。
モーセが死んだときは百二十歳であったが、彼の目はかすまず、気力も衰えていなかった。民数記34:5~7