第1コリント書 目次と要約

目次

1章 教会は神のもの
教会は神の御心を実現しなさい

  1. 教会は神の教会 神が召し出した者たちの集まり。
  2. 人の思いではなく、神の思いを実現すること。
  3. 教会の一致を保つように。特定の指導者を指示して分裂する教会への警告 
  4. おろかに聞こえる福音の知らせを述べ伝えることが私たちの務め。
    これを信じることで救われるように神が定めた。

2章 宣教は神のわざ
「おろかに聞こえる福音」を語ることが伝道者の務め
説教者のことばのたくみさではなく
聖霊が、聞く人の心に確信を与えることで
信者が起こされる

  1. 上記は、信仰が人間の知恵によらず、神の知恵にささえられるため。
  2. パウロの宣教は、御力の現れによってなされた。
    御霊が人の心に福音の正しさを確信させた。

私たちは御霊を受けて救われた。2:10

神の御心のことは、神の御霊のほかには誰もしらない。2:11
信者にはキリストの心(御霊)がある。御心を知ることができる。2:16

3、4章 教師のタイトルにだまされるな。
福音を語るかどうかによって、真の教師を見分けなさい

  1. 教師をあがめて追従することをやめなさい。
    彼らは、あなた方のために働く神のしもべに過ぎない。
  2. 福音に立ち戻れ。福音を説教する人であれば、誰からも学ぶことができる。
    その人のタイトルで判断するな。福音を語るかどうかで教師を判断せよ。
  3. 気に入った教師を指示して分裂してはいけない 

5章 不品行や罪を野放しにしてはならない。
忠告しても聞かなければ、教会から追い出しなさい

  1. 教会は、不品行を行う者を放置していた。
    彼らを寛容に見守ることが愛だと思っていた。
  2. 教会内部の人をさばくのは。教会の務めである。
  3. 厳しい処罰は、純粋な信仰を保つために、また、違反者を悔い改めに導くために必要なことである。愛を持って行うことである。
  4. 兄弟と呼ばれる者で罪を犯し続ける者とは交際しないように。

6章 信者間の問題は教会がさばくこと。
未信者の法廷でさばくことは、教会の無能を知らせること

  1. 信者間の金銭問題、法定に訴えていた。
  2. 教会が信仰的にさばきなさい。
    その際、加害者は悔い改める、被害者は多少の損失を認める気持ちを持つこと。教会は、解決策を見つける助けをしなさい。
  3. 私たちは聖霊の宮である。遊女と交わって汚れてはならない。

7章 信者の結婚と離婚について
未婚の人の結婚について

  1. 信者同士の結婚の場合。離婚しても、再婚するならその人としなさい。
  2. 結婚してから信じた人で配偶者が未信者の場合は、相手が同意していれば離婚してはならない。そのままにとどまりまさい。
  3. 未婚の人が1人でいられるならそれもいい。
  4. 未婚でいることで罪を犯すなら結婚しなさい。
  5. 配偶者が死別した信者は再婚できる。

8章 偶像と関わりについて

  1. 信仰の弱い信者が、自分を見て安易に偶像と関わることがないように、
    自分の行いに注意すること。
  2. クリスチャンは偶像を認めていると、未信者に誤解させないようにする。
  3. 偶像をさけている他の信者たちに対して迷惑になるような、偶像との関わり方は避けること。

9章 無報酬という特権を誇る、使徒パウロ

  1. 自分の使徒としての身分を宣言するパウロ。
  2. 誰よりも報酬を受ける権利があるが、それを用いなかった。
    無報酬で働いた。
  3. それは、福音にいっさいさまたげを与えないためであった。

10章 偶像礼拝をさけよ
神は迫害からの脱出の道を用意してくださっている

  1. 偶像礼拝は神に忌み嫌われる罪。
  2. 他の信者の利益を考えて、信仰生活をするように。
  3. 信仰の試練はあるが、神は脱出の道も備えてくださっている。

11章 「かぶりもの」が象徴する男女の秩序
秩序ある礼拝を行うことについて

  1. 女性のかぶりものは、男性の権威の下にあることの象徴。
    女性は、神の秩序に従って礼拝すること。
    一部の女性たちが「かぶり物」を着けずに預言や異言を話し、礼拝を混乱させていた。
  2. 男性はキリストの権威に従い、女性を保護し導く。
  3. 男性と女性が調和して奉仕することを神は望んでいる。
  4. 女性は、礼拝では肉体的魅力を隠すこと。
  5. 主の晩餐についての助言。

12章 賜物の多様性と一致

  1. 賜物は、神から与えられる。
  2. 1人1人に違った賜物が与えられている。しかし、その源は1つ。神。
    だから賜物は一致して働かせることができる。
  3. 互いが器官で他者の賜物を必要としている。
  4. 教会では弱いと思われる器官が、かえってなくてはならないもの。
  5. すべての器官が組み合わされて、健全な教会が立て上がる

13章 賜物はキリストから受けた愛への応答として
働かせるとき
さらにすぐれたものになる

  1. 賜物はいつか必要がなくなる。(天に入れば、すべてが明らかにされるから)
    キリストの愛は、一番優れていて最後まで残る。
  2. 賜物は他者の益のためにある。他者の益のために用いる。
  3. 受ける価値のない自分、その自分に注がれた神の憐れみ、このことへの感謝が、賜物を用いる人の信仰の土台となっているかが重要である。

14章 異言よりも預言を求めなさい

  1. 異言は自分の徳を高め、預言は教会の徳を高める。
    だから、教会では預言を話しなさい。
  2. 異言は、家で1人のときに話すこと。
    教会では異言を解き明かす人がいなければ話さないように。
  3. 教会でなされる預言は、他の人が吟味しなさい。
  4. 礼拝を邪魔する婦人たちは、静かにしていなさい。
  5. 異言について、預言について、婦人たちについて、すべてのことを秩序もって適切に行いなさい。

15章 パウロがコリントに伝えた福音
コリント教会が信じた福音とは何か

  1. それは、キリストの死と復活。
  2. 死者の復活についての議論
  3. 信者の体は復活する。なぜなら、キリストが体を持って復活したから。
  4. 復活がどのようにして起き、どのような体かを説明する。

16章 コリント教会へのあいさつ

  1. エルサレムへの献金について指示する。
  2. 神のみこころによって進められるパウロの宣教。
  3. 他の宣教師たちとのチームワークで勧められた宣教。
  4. エペソの教会、アジヤの教会が皆、あなた方のために祈っている。
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今から約2000年前、キリストは預言されていた通り、死んで3日後に復活し、ご自身が神であることを証明されました。神がおられるのですから、その方を無視して生きることは、神があなたを造られた目的を知らずに生きることを意味します。どうか、神を知り、神に生かされる確かな人生を歩んでください。そのために、聖書を学び、神について、自分について、知ることを始めませんか?